栽培カレンダー
植え付け収穫
地域別の栽培時期を文字で読む
| 地域 | 作型 | 作業 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 寒冷地 | — | 植え付け | 9月中旬から10月上旬(露地。地域共通の定植目安) |
| 寒冷地 | — | 収穫 | 6月上旬から7月下旬(前年の秋に植えた一季なり品種の露地栽培) |
| 中間地 | — | 植え付け | 9月中旬から10月上旬(露地。地域共通の定植目安) |
| 中間地 | — | 収穫 | 5月上旬から6月下旬(前年の秋に植えた一季なり品種の露地栽培。農研機構の温暖地を中間地の目安として表示) |
| 暖地 | — | 植え付け | 9月中旬から10月上旬(露地。地域共通の定植目安) |
| 暖地 | — | 収穫 | 5月上旬から6月下旬(前年の秋に植えた一季なり品種の露地栽培。農研機構の温暖地を暖地の目安として表示) |
自然農での栽培ポイント
品種を選ぶ
宝交早生を無肥料で育て、よく実った
中間地の露地で複数の品種を同じ場所に植えたところ、宝交早生がよく実り、味もよかった。果肉が柔らかく、苗はホームセンターでも見つけやすかった。
女峰は実が高い位置につく
女峰の実は地面より高い位置につき、土で汚れにくく、アリやなめくじに食べられにくいのがメリット。
秋姫と佐賀ほのかはランナーの生育が旺盛
秋姫と佐賀ほのかはランナーがよく伸び、翌年用の苗を取りやすい。
土と場所
夏場の強い日差しに気をつける
夏場の日差しはイチゴにとっては強すぎる。イチゴの近くにトマトなどの夏野菜を植え、強い日差しが直接当たらないよう工夫するのがおすすめ。
植え付け
中間地の露地では、10月上旬〜11月初旬頃に植える
慣行露地の植え付けは9月中旬〜10月上旬が目安。
10月上旬〜中旬を中心に、遅くとも11月初旬までに植える。12月に植え替えた苗や3月に植えた苗は、地温が足りず秋に植えた苗より根付きと葉の伸びが悪かった。
クラウンは土に埋めない
葉の付け根が集まる短い茎の部分がクラウン。根だけを土に入れ、クラウンは地表に出して植える。深く植えて株元が湿った状態が続くと、腐ってしまうので注意。
株間は30cmほど確保する
中間地の露地では、株と株の間を30cm空けて植えた。ランナーで株が増えるため、植え付け時の株間だけでなく、夏以降に広がる場所も残す。
苗の更新
親株から2番目、3番目の苗を翌年用に残す
ランナーの最初につく苗を太郎苗、その先を次郎苗、三郎苗と呼ぶ。次郎苗や三郎苗の下に土を入れたポットを置いて根付かせ、株がぐらつかなくなってから親株とのランナーを切る。親株と古い苗は片付け、翌年の畝を新しい苗へ入れ替える。
手入れ
草を抜くときは、ランナーを引っ張らないよう真上に抜く
イチゴの株を覆う草の上部をつかみ、真上へ引く。横へ引くと、地面を這うランナーまで一緒に引っ張ることがある。抜く前にランナーの位置を確かめる。
夏は葉に光が届き、強い日差しが当たり続けない状態を保つ
夏の強い日差しが当たり続けた株も、草に埋もれて光と風が届かなくなった株も弱ってしまう。イチゴの葉が見える高さまで周りの草を刈り、刈りすぎて株元が一日中むき出しにならないよう加減する。
実がつき始めたら、実の下に藁を敷く
実が土へ直接触れないよう、実の下へ藁を敷く。土がついた実や地面に触れ続けた実が傷み、アリやナメクジが寄ってくる。
枯れた葉と、カビが見える古い茎を取る
株元を見て、枯れた葉と古い茎は取り除く。古い茎にはカビが生えやすいため、葉をめくって株元まで確認する。
親側のランナーを数cm残し、植える向きの目印にする
苗を切り離すとき、親株につながっていた側のランナーを数cm残す。秋に植えるとき、その切れ端を畝の奥へ向けると、実が手前側へ出る向きをそろえやすい。
苗を切り離すのは、根が張って株がぐらつかなくなってから
ランナーから出た苗をポットや土に受け、軽く触れても株がぐらつかなくなるまで待つ。発根から3〜4週間後を目安に、親株とのランナーを切る。
夏場のポット苗への水やりは、早朝か夕方に行うのがおすすめ
土の少ないポットは、地植えより乾きやすい。暑い日は日中の水やりを避け、気温が低い早朝か夕方に行う。土の表面だけでなく、ポットの中まで湿ったかを確かめる。
冬越し
冬の最低気温が0℃前後の地域なら保温せず越冬できる
中間地の露地では、ビニールや寒冷紗をかけずに冬越しできる。ただし、氷点下を下回るような地域では、寒冷紗などの保温対策がおすすめ。寒さに当たった葉は赤くなり、地面に沿うように倒れる。
11月下旬〜2月に出た花芽とランナーは取る
冬越しと春の生育を良くするため、11月下旬から2月に咲いた花と、伸びたランナーを株元から取る。
虫と病気
色づき始めた実は、表と裏に穴や食べ跡がないか見る
株の外側へ飛び出した赤く色づいた実、とくにシーズン最初の実が鳥や虫に食べられやすい。実が色づき始めたら、表だけでなく裏側にも穴や食べ跡がないかを見る。
収穫
慣行露地の収穫期は、寒冷地で6〜7月、中間地・暖地で5〜6月が目安。
花が咲いてから、約1か月後に実が熟す。中間地なら4月下旬〜5月中旬頃、実が色づいたものから収穫する。
基本データ
| 発芽適温 | — | 生育適温 | 18〜25℃ |
|---|---|---|---|
| 株間 | 30〜40cm | まき方・植え方 | 育苗して植える |
| 日当たり | 日なた | プランター | 可 |
| 土の酸度 | — | 難易度(慣行) | — |
| 作型 | 秋植え | 種まき〜収穫 | — |