栽培カレンダー
植え付け収穫
地域別の栽培時期を文字で読む
| 地域 | 作型 | 作業 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 寒冷地 | — | 植え付け | 4月下旬から5月上旬(露地普通栽培。元資料に地域の区別なし) |
| 寒冷地 | — | 収穫 | 9月中旬から11月下旬 |
| 中間地 | — | 植え付け | 4月下旬から5月上旬(露地普通栽培。元資料に地域の区別なし) |
| 中間地 | — | 収穫 | 9月中旬から11月下旬 |
| 暖地 | — | 植え付け | 4月下旬から5月上旬(露地普通栽培。元資料に地域の区別なし) |
| 暖地 | — | 収穫 | 9月中旬から11月下旬 |
栽培カレンダーの出典: タキイ種苗
自然農での栽培ポイント
品種を選ぶ
親芋も食べるなら、セレベスを選んだ
セレベスは赤芽芋、赤目大吉とも呼ばれる。暖地の露地では、親芋、その周りにつく小芋、孫芋まで食用にした。ホクホクした食感の品種として選ばれていた。
9月中旬〜下旬から収穫するなら、石川早生を選んだ
暖地の露地では、極早生の石川早生を9月中旬〜下旬から収穫した。ほかの品種より早く収穫したい場合の候補になる。
ねっとりした小芋を食べるなら、女早生を選んだ
女早生は早生と中生の中間ほどの収穫時期で、ねっとりした食感だった。親芋は食用にせず、小芋を収穫した。
土と場所
梅雨明け後は敷き草の下を確かめ、土が乾いていれば水を与える
夏に土が乾き続けると株が弱った。敷き草の下へ指を入れて湿りを確かめ、乾いていれば水を与える。猛暑と雨のない日が続く時期は、1回で終えず土の状態を見続ける。
同じ場所で作り続けた畑では、芋に食べ跡がないか見る
同じ場所で作り続けたところ、土の中にコガネムシの幼虫が集まり、芋を食べられた。収穫時に芋の表面の穴や削られた跡と、その周りの幼虫を確認する。
サトイモとショウガを一緒に植える
サトイモの葉でショウガに日陰を作った
サトイモのそばへショウガを植え、大きな葉で夏の日差しを遮る方法。一緒に植えるだけで水やりの代わりになるとは扱わず、ショウガの土の乾きも確かめる。
別々に植える
2年間の比較では、ショウガは単植区の平均収量が多く、サトイモは混植で増収しなかった
中間地で混植区と単植区を2年間比べたところ、サトイモの収量は増えなかった。ショウガは、混植区7株の平均約604gに対し、単植区11株の平均約746gだった。猛暑と干ばつの年は、日陰だけに頼らず水を与えた。
遅霜がある地域で、株の周りへエンバクをまいた
4月上旬〜中旬まで遅霜が降りる地域で、エンバクをサトイモの周りへまいた。草丈が20cmほどになったら刈り、サトイモの葉を隠さないようにした。
西側へトウモロコシを植え、午後の日差しを遮った
サトイモの西側へトウモロコシを植え、夏の強い西日が直接当たり続けないようにした。暗くなりすぎないよう、午前中にサトイモの葉へ光が当たる配置にする。
サトイモの東側へセロリやパセリを植えた
サトイモの株元にできる半日陰を使い、東側へセロリやパセリを植えた。空いた場所を使う組み合わせ。
水が残る畑で高畝にする
畝の周りへ溝を掘り、雨水の逃げ道を作る
雨のあとに水へ浸かる畑では、植える場所を高くし、その周りへ排水用の溝を掘った。雨の翌日に水が残っていないかを見る。
種芋の用意
約150gの親芋を種芋にし、小芋より収穫数が多かった
暖地で、約150gの親芋を種芋にした株から21個、小さい小芋を使った株から14個収穫した。この比較では、親芋を使った株のほうが7個多かった。
種芋の用意(どちらか)
親芋側を切る
親芋とつながっていた部分を切った種芋から、早く芽が出た
種芋は、親芋とつながっていた側を切った。切り口の表面を乾かしてから芽出しした。
切らない
親芋とつながっていた部分を切らず、そのまま芽出しした
中間地では、親芋とつながっていた部分を残した種芋からも芽が出た。種芋を傷つけずに芽出ししたいときの方法。
植え付けの間隔(どちらか)
葉で地面を覆う
株間30cmで植えた
中間地では、葉を早く茂らせて地面を覆うため、株間30cmで植えた。葉が重なりやすいため、株ごとの大きさと風通しを見る。
葉の重なりを減らす
株間50cmで植えた
葉と葉が強く重ならないよう、株間50cmで植えた。列と列の間は約80cm、畝幅は約1mにしたこともある。
植え付け
冬植え
暖地で、12月に植えた
暖地で12月に種芋を植え、春の作業を減らした。寒冷地や冬に芋が腐る畑では使わない。
大苗を植える
ポットで本葉が出るまで育て、5月中旬〜下旬に植えた
慣行種芋を畑へ直接植える。
畑へ直接植えると本葉が出るまで約1か月かかるため、その間の草刈りを減らす目的でポット苗を作った。苗を植えたあとは、葉が草に埋もれていないかを見る。
土寄せ(どれか1つ)
穴を段階的に埋め戻す
穴の底へ植え、梅雨入りまでに少しずつ土を戻す
四角く土を切り取って穴を作り、底へ種芋を置く。最初は芋の上へ3〜4cmだけ土をかけ、地表より約10cmくぼんだ状態にする。芽が伸びるたびに掘り上げた土を少しずつ戻し、梅雨入りまでに穴を埋める。
溝から2回土を寄せる
本葉5枚で5cm、梅雨明けに10cmの土を寄せる
幅約20cm、深さ約17cmの溝を掘り、種芋を置いて3〜5cm覆土する。本葉5枚になる6月下旬ごろに5cm、梅雨明けの7月下旬ごろに10cm、合わせて15cmの土を株元へ寄せた。
土寄せをしない
深さ15〜20cmの溝へ種芋を置き、植え付け後は土寄せをしない
慣行土を株元へ寄せ、子芋が地上へ出ないようにする。
中間地では、溝の中へ種芋を約30cm間隔で置き、土を戻して植えた。その後は土寄せをせずに育てた。手間は減ったが、地表へ出た芋は硬くなったり、味が落ちたりした。
手入れ
株元へ刈った草や稲わらを厚く敷く
地表の乾燥を抑えるため、株元が隠れるように刈った草や稲わらを重ねる。茎へ強く押しつけず、敷いた草の下へ指を入れて土の湿りを確かめる。
苗が小さい間は、葉が草に埋もれない高さまで周りを刈る
初期に草へ囲まれた株は細く伸び、その後の生育も弱かった。サトイモの葉が草より上へ出るまでは株の周りを手で刈り、葉が茂ったあとは刈払機を使った。
収穫
暖地では、葉が黄色くなってきたら掘った
早生種は10月上旬から、通常の品種は11〜12月に収穫した。葉が黄色く枯れ始めた株から試し掘りし、食べる分を収穫する。
保存(どれか)
畑で株ごと覆う
掘り上げず、親芋に小芋がついたまま複数の資材で覆った
慣行親芋と小芋をつけたまま掘り上げ、深さ30〜50cmの穴へ逆さに埋める。
収穫せずに残す株へ敷き草をかけ、その上へもみがら、寒冷紗、雨よけのビニールを重ねて畑に残した。越冬後の状態は分からない。
わらで覆う
土をかけられない場所で、わらを約30cm積んで越冬を試した
畝の両側が通路で土を寄せられない場所では、掘らずに残した株の上へわらを約30cm積んだ。冬の最低気温は分からない。
種芋を残す
暖地で畑に残す
収穫時に1株分を残し、深さ20〜25cmへ埋め戻した
暖地の畑で、翌年用に残す芋を掘り上げず、芋の上へ10cm以上の土がかかるよう埋め戻した。春に芽が出たら周りの草を刈る。
基本データ
| 発芽適温 | — | 生育適温 | 25〜30℃ |
|---|---|---|---|
| 株間 | 45〜50cm | まき方・植え方 | 種イモ |
| 日当たり | 日なた〜半日陰 | プランター | 可 |
| 土の酸度 | — | 難易度(慣行) | — |
| 作型 | 春植え | 種まき〜収穫 | — |