栽培カレンダー
種まき植え付け収穫
地域別の栽培時期を文字で読む
| 地域 | 作型 | 作業 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 寒冷地 | — | 種まき | 3月上旬から3月下旬 |
| 寒冷地 | — | 植え付け | 5月下旬から6月上旬 |
| 寒冷地 | — | 収穫 | 6月下旬から10月上旬 |
| 中間地 | — | 種まき | 2月上旬から3月上旬 |
| 中間地 | — | 植え付け | 4月下旬から5月中旬 |
| 中間地 | — | 収穫 | 6月中旬から10月中旬 |
| 暖地 | — | 種まき | 2月上旬から2月下旬 |
| 暖地 | — | 植え付け | 4月上旬から5月上旬 |
| 暖地 | — | 収穫 | 6月中旬から11月上旬 |
栽培カレンダーの出典: サカタのタネ
自然農での栽培ポイント
品種を選ぶ
千両2号は、発芽と育ちが揃いやすい品種として紹介されている
慣行苗として売られているのは千両2号のようなF1品種が多い。
早生で実がつき始めるのが早く、育苗しやすいと感じた実践者がいる。その一方、秋の成り疲れは早かったと語られている。
泉州水ナスを自然農で育て、同じ大きさでも重く感じた
水気があり、同じ大きさでも倍ほど重く感じたと語られている。
土と場所
ナス科を植えた畝を、3年ほど避けている実践がある
慣行接ぎ木苗は、連作障害を避ける方法として使われることがある。
同じ畝へ続けて植えず、3年ほど間を空けて場所を回している人がいる。
土を動かすなら、春ではなく秋か冬にした
慣行春に耕して畝を立てる。
この実践では、春に耕すと夏に乾きやすくなると考え、土を動かすなら秋のうちにしている。前年から耕さず、そのまま植えた年もある。
種まき・育苗
ポットで育苗する
5月中旬以降の定植に向け、3月中旬〜下旬ごろにまいた
5月中旬以降に植えたこの条件では、3月中旬〜下旬ごろにまいた。育苗用培土の準備、水加減、温度管理が必要だった。
畑の苗床に直まきする
4月下旬、10cmます目に1か所4粒ずつまいた
慣行ポットに培土を入れて育苗する。
畑に露地の苗床を作り、種を直接まいた。
植え付け
最低気温15度以上を、植え付けの目安にした
慣行ゴールデンウィークに植える。
気象庁の過去のデータで、その土地の最低気温を確かめ、15℃を下回る日が続かなくなるまで待つ。5月中旬〜下旬ごろに植えた。
深いところが湿っていた畑では、苗を浅めに植えた
慣行トマトは茎から根が出るので深植えにする。
深いところほど湿っていた畑で、深植えを避け、根鉢の上面が地表とほぼ揃う深さに植えた。
根鉢を崩さず、ポットから抜いた形のまま植えている
根鉢を崩したあと、葉が大きく曲がるほど株が弱った。苗の根と土をまとめたまま植える。
株間50cmで狭かった実践では、60〜70cmを目安にしている
株間50cmで植えたところ、株が予想より大きくなり、狭く感じた。同じ実践者は、次に植えるなら60〜70cm取りたいとしている。
根鉢の周りへ土を戻し、植え穴との隙間を埋めた
隙間にダンゴムシなどが入り、苗が根付きにくかった。根鉢の周りへ土を戻し、隙間を埋める。
植えたらその日のうちに支柱を立てる
慣行苗が伸びてから支柱を立てる。
植えたばかりの株が風で振られないよう、仮の支柱でもその日のうちに立てる。
植え付け直後の水やり回数を減らして、根づいた
慣行植え付け後はたっぷり水をやる。
植え付け直後に何度も水をやった畑では、土が酸素不足になり、根づきが遅れた。その後は、水やりの回数を減らしている。
植え穴の脇にネギを添え、根を絡ませて植える方法がある
ナスとネギの苗を同じ植え穴に置き、根を絡ませて植えた。青枯病が気になる畑で試した組み合わせ。
組み合わせ:ニラ
ナスの両脇にニラを植えた
病気が気になる畑で、ナスの近くへニラを植えた。
組み合わせ:落花生
ナスとナスの間に、落花生を植える方法がある
落花生は草丈が低く地を這うため、ナスの日を遮りにくい。
支柱・誘引
支柱は1本、まっすぐ垂直に立てる
慣行3本仕立てに合わせて3本を扇状に立てる。
篠竹では弱いので、真竹か表面に突起のある太めの園芸支柱(イボ竹)を深く差し込み、足元を踏み固める。支柱は探してくるのも立てるのも手間なので、1本で済ませるやり方。
手入れ
刈った草を、植えた直後から株元へ敷いた
生えてきた草を刈り、植えた直後から株元へ敷いている。土の表面へ日が直接当たりにくくなり、乾燥を抑えやすい。
古いビニールの上に草を残し、夏も外さなかった
慣行夏はマルチを外す。地温が上がりすぎて根が傷むため。
古いビニールの上を草が覆っていた畑では、畝が日陰になったため、夏もビニールを外さなかった。
夏も水をやらない
猛暑の夏も、水やりをせず育てた
慣行ナスは水を好むので毎日水をやる。
中間地の畑では、一度も水をやらず、お盆を過ぎても葉が青いままだった。実践者は、表面への水やりを続けると浅いところに根が増え、乾燥に弱くなると考えている。畑の保水性によって結果は変わる。
夏に水をやる
梅雨明けの水やりを、夕方にした
慣行朝のうちに水をやる。
水をやる場合は、日中の暑さが収まるころにした。
高さが1m10cmを超えたら、先端を切る
蕾の上の葉を2枚残して切る。
更新剪定(どれか1つ)
更新剪定をしない
初期に実をならせすぎず、更新剪定をしなかった
慣行お盆過ぎに枝を切り詰めて株を休ませる。
初期に実をならせすぎず、株へ無理をさせていなかったため、更新剪定をせず秋まで収穫を続けた。
お盆前に切り詰める
お盆前に株を約80cmへ切り詰めた
枝を切り詰め、花、蕾、小さな実をすべて取る。3週間〜1ヶ月ほど休ませたあと、秋ナスを収穫した。
切り戻して挿し木にする
切り落とした枝を、3日〜1週間水に浸けてから畑へ挿した
枝の葉を半分に切り、切り口を斜めにして水へ3日〜1週間浸けた。そのあと、雨の前の曇りの日に畑へ挿した。
虫と病気
株元に白い絹糸状のカビが出たら、白絹病を疑う
7〜8月に株が急に枯れ、株元へ白い絹糸状のカビが出た。時期だけで病名を決めず、株元のカビを確認する。
収穫
開花から20〜25日を目安に、種が硬くなる前に穫る
ナスは実を完熟させず、若いうちに食べる。熟しすぎると種が硬くなり、果肉の質も落ちる。大きさは品種によって違うため、長さだけで全品種の収穫どきを決めない。最初の1〜3個や、一度に多く実がついたときは若めに穫る。
基本データ
| 発芽適温 | 25〜30℃ | 生育適温 | 20〜28℃ |
|---|---|---|---|
| 株間 | 50cm前後 | まき方・植え方 | 育苗して植える |
| 日当たり | 日なた | プランター | 可 |
| 土の酸度 | 中酸性〜中性 | 難易度(慣行) | むずかしい |
| 作型 | 春まき | 種まき〜収穫 | — |