栽培カレンダー
種まき植え付け収穫
地域別の栽培時期を文字で読む
| 地域 | 作型 | 作業 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 寒冷地 | — | 種まき | 4月中旬から6月中旬 |
| 寒冷地 | — | 植え付け | 5月下旬から7月上旬 |
| 寒冷地 | — | 収穫 | 7月下旬から10月中旬 |
| 中間地 | — | 種まき | 3月下旬から5月中旬 |
| 中間地 | — | 植え付け | 5月上旬から6月中旬 |
| 中間地 | — | 収穫 | 6月下旬から9月中旬 |
| 暖地 | — | 種まき | 3月上旬から4月下旬 |
| 暖地 | — | 植え付け | 4月上旬から5月中旬 |
| 暖地 | — | 収穫 | 6月中旬から9月上旬 |
栽培カレンダーの出典: サカタのタネ
自然農での栽培ポイント
品種を選ぶ
西洋カボチャと日本カボチャでは、向く気候とつるの整え方が違う
西洋カボチャは冷涼で乾燥した気候を好み、親づるにも実がつく。日本カボチャは高温多湿に強く、親づるの先端を摘んで小づるを伸ばす育て方がある。栽培では、西洋カボチャのほうがウリハムシに食べられやすかった。
つる首カボチャとバターナッツは、暑さに強い日本カボチャ
つる首カボチャは高温多湿に強く、夏を越して秋から初冬に収穫する冬至カボチャに向く。つるを切らず、草刈りもせずに育て、多く収穫した。果肉はねっとりとして甘い。バターナッツも日本カボチャの仲間で、暑さに強く、ねっとりした食感になる。恵比寿は西洋カボチャで、ホクホクした食感になる。
土と場所
落ち葉が自然に集まる場所で育てた
排水溝の掃除で出た落ち葉を一か所に積み、その場所でカボチャが実った。大雨のたびに排水溝へ落ち葉が流れ込むため、自分で集めに行く手間が減り、落ち葉はその場で腐葉土になった。
落葉樹の東側に植え、積もる落ち葉を使う
クヌギなどの落葉樹の東側にカボチャを植え、木の足元に降り積もる落ち葉をその場に残して使った。
種まき・育苗
12cmのポットなら、本葉3枚が開いて4枚目が出始めたころに植える
種まきから約30日が目安。葉がそれ以上増えて根がポット内に回りすぎると、苗が老化し、植えたあとの生育が悪くなる。
植え付け
最低気温8〜10℃、最低地温12℃以上になったら植える
植え付けは月だけで決めず、畑の最低気温と地温を見る。最低気温が8〜10℃、最低地温が12℃以上になったころが目安。
苗の茎ではなく、株元の土を軽く押さえる
植え穴に苗を置いたら、茎を押さえず、株元の周りの土を軽く押さえる。強く固めると根が伸びにくくなる。
つるを伸ばしたい方向へ、苗を少し傾けて植える方法
つるを伸ばしたい向きに合わせ、苗を少しだけ斜めに植えた。大きく傾けず、向きを付ける程度にした。
仕立て方(どれか1つ)
株が育つ前についた最初の実を外す方法
親づるが伸びる途中で、株が十分に育つ前についた最初の実を外した。早い時期に実が育つと、ほかの小づるが伸びにくかった。
西洋カボチャ
株間を広く取れるなら、つるを切らずに育てる
西洋カボチャの親づる、小づる、孫づるをそのまま伸ばし、それぞれについた実を育てた。株間が狭いときや地力が弱いときは、つるの先端を摘んだ。
日本カボチャ
つるを3本ほどに抑えるなら、葉が6枚ほど開いたら親づるの先端を摘む
地力が弱く、株を多く植えた場所で、日本カボチャのつるを3本ほどに抑えたいときの方法。葉が6枚ほど開いたところで親づるの先端を摘み、それまでに出た小づるを3本ほど残す。ほかの小づるが出たら摘み取る。
手入れ
つる首カボチャは、日が短くなってから雌花がついた
4月にまいたつる首カボチャで、7月になっても雌花が咲かず、日が短くなってから雌花がついた。雌花がつかないときは、日の長さだけが原因と決めつけず、株の勢い、暑さ、乾燥、地力も確かめる。
葉やつるばかり伸びるなら、つるぼけを疑う
窒素が多いと、葉やつるばかりが伸び、雌花や実がつきにくい傾向がある。日本カボチャのつるを切らずに育てた畑では、茎葉の勢いが強い一方で雌花がつかなかった。
真夏の高温と乾燥が続くと、雌花がつきにくい
真夏に気温が上がり、雨が降らずに畑が乾いたとき、雌花がつかなくなった。暑い時期に雌花が見当たらないときは、気温と土の乾き方も確かめる。
葉が黄色く、実が育たないときは地力も確かめる
地力が弱い畑では、葉が黄色くなって生育が止まり、受粉しても実が大きくならなかった。葉の色と、受粉後の実が育っているかを一緒に見る。
隣の畝へ伸びたつるは、先端を摘んで止める
つるが隣の畝やサトイモのほうへ伸びたときに、そのつるの先端を摘んで、それ以上伸びないようにした。
雨の日やハチが見当たらないときは、朝に人工授粉する
受粉は通常ハチが行う。雨の日やハチが見当たらないとき、または株元近くに雌花が咲いているのに雄花が少ないときは、人工授粉で補う。咲いた日の午前10時までに、雄花の花びらを外し、花粉がついた部分を雌花の中心へ軽く触れさせる。
虫と病気
葉に白い粉のような丸い斑点が出たら、うどんこ病を疑う
初めは葉の表面に、うどん粉をまぶしたような白いかびが丸い斑点として現れる。広がると葉全体が白くなり、茎や実にも出る。雨が少なく、乾いた天気が続くと出やすい。
収穫
西洋カボチャ
開花から45〜50日、ヘタ全体がコルクのようになったら収穫する
雌花が咲いて受粉してから45〜50日が目安。日数が分からないときは、実につながるヘタ全体がコルクのように硬くなり、実の近くまで変わっているかを見る。
日本カボチャ
開花から30〜35日、皮が褐色がかり、白い粉が出たら収穫する
日本カボチャは、雌花が咲いてから30〜35日が目安。実の皮がやや褐色になり、表面が白い粉を吹いたようになったら収穫する。
保存
収穫後は、風通しのよい日陰に7〜10日置く
収穫後のカボチャは、風通しのよい日陰に7〜10日置き、ヘタの切り口を乾かす。これはキュアリングと呼ばれ、切り口から菌が入って腐るのを防ぐための作業。その後は常温の冷暗所で保存する。
基本データ
| 発芽適温 | 25〜30℃ | 生育適温 | 17〜20℃ |
|---|---|---|---|
| 株間 | 100〜120cm | まき方・植え方 | 育苗して植える |
| 日当たり | 日なた | プランター | 不可 |
| 土の酸度 | 中酸性〜中性 | 難易度(慣行) | ふつう |
| 作型 | 春まき | 種まき〜収穫 | — |