栽培カレンダー
春作
春作
秋作
春作
秋作
植え付け収穫
自然農での栽培ポイント
品種を選ぶ
男爵を早く収穫できた
暖地の春作では、男爵はほかの品種より芋が早く太り、早く収穫できた。疫病に弱いと話されているため、早く収穫する品種として選ばれていた。
グランドペチカの生育が旺盛だった
中間地で複数の品種を育てたところ、グランドペチカは病害が少なく、生育が旺盛だった。
中間地では、さやあかねときたむかいを2月上旬に植えた
寒さに強い品種としてさやあかねときたむかいを選び、ほかの品種より早い2月上旬から植えた。地域と品種を確認してから早植えの時期を決める。
種芋を選ぶ
採れた芋を次の種芋にするなら、腐りがないものを選ぶ
慣行病気に感染していないことが確認された種芋を買う。
ジャガイモは種芋と同じ性質を受け継いで増える。自分の畑で採れた芋を使う場合は、柔らかく腐った部分がないものを選ぶ。病気を見分けられない場合は、販売されている種芋を使う。
土と場所(どちらか)
ネギと場所を交互に使う
ジャガイモとネギの場所を分け、前後で交代させた
ジャガイモ用とネギ用の場所を決め、作る場所を交互に替えながら連作した。同じ穴や株間へ一緒に植える方法とは分けて考える。
株間へネギを植える
ジャガイモの株間へネギを植えると、両方がよく育たなかった
中間地の試験では、ジャガイモが育たなかった場所のネギは大きく、ジャガイモが育った場所のネギは小さかった。両方を同じ場所で収穫する方法としてはうまくいかなかった。
土と場所
キャベツの前後と隣を避けた
キャベツとジャガイモを前後に作った場合も、隣で同時に育てた場合も、どちらかの育ちが悪くなった。この畑では、キャベツから離れた場所を選んでいる。
ナス・ピーマン・トマトから離して植える
いずれもジャガイモと同じナス科。近くで育てると、ジャガイモにいたニジュウヤホシテントウが移り、葉を食べた。隣接させる場合は、それぞれの葉に食べ跡がないかを見る。
雨のあとに水が残らない場所を選ぶ
水が抜けにくい場所では、土の中の芋が腐った。雨の翌日に畝間や植え穴へ水が残っていないかを見て、残る場所は避ける。
種芋の用意
芽を暗い場所で動かす
家庭菜園では、段ボール箱へ入れて芽を出した
慣行日光に当てて短く丈夫な芽を出す浴光育芽もある。
段ボール箱へ種芋を入れ、室内で芽が動き始めるのを待った。少数を手で植える場合に使われた方法で、伸びた芽を折らないように箱から出して植える。
伸びすぎた芽をやり直す
白く長く伸びた芽を取り、種芋を光に当てた
保存中に芽が白く長く伸びた種芋では、その芽を元から取り、日光に当てて新しい芽が出るのを待った。短い芽まで一律に取らない。
切った種芋は、断面が乾いてから植える
切った直後の湿った断面を土へ入れると、切り口から腐った。風通しのよい日陰に置き、切り口の表面が乾いたことを見てから植える。
種芋の切り方(どれか)
春に横へ切る
春に種芋を横へ切り、株数を増やした
中間地では、芽が多い種芋を上下に分けるよう横へ切った。切る前に両方の切片へ芽が残る位置を確かめ、芽のない切片を作らない。
縦へ切る
芽が集まる側を分けるよう、縦へ切った
種芋の上部に集まる芽を左右へ分けるように、上から下へ縦に切った。どちらの切片にも芽が残る位置を見てから切る。
切らない
中間地・暖地の秋作では、種芋を丸ごと植える
植え付け時の暑さが残ると、切り口から腐りやすい。秋植え用の種芋を選び、切らずに植える。季節にかかわらず丸ごと植える人もいる。
植え付けの深さ(どれか)
浅く植えて土を盛る
地表から5cm掘って種芋を置き、元の地表より5cm高く土を盛った
慣行深さ10cmほどに植える。
地表から深さ5cmの穴を掘り、底へ種芋を置いて穴を埋める。さらに元の地表より5cm高く土を盛るため、種芋の上へかかる土は合計約10cmになる。
植え付け
株間30cmで植えた
中間地で、種芋を30cm間隔に置いた。芽が出たあとの株の位置をそろえやすいよう、置く位置を先に決める。
種芋の上へ3〜5cm土をかけた
中間地で、置いた種芋の上へ3〜5cm土をかけた。同じ畝の中では、植える深さをそろえた。
秋作
中間地・暖地では、秋植え用の品種を8月下旬〜9月上旬に植える
暑さが残る時期は種芋が腐りやすい。畑へ植えるまで涼しい場所に置き、秋植えに向く品種を選ぶ。
植える向き(どちらか)
逆さに植える
芽かきを省くため、切り口を上へ向けた
慣行芽を上へ向けて植える。
芽を下へ向け、切り口を上へ向けて植えた。出芽は遅くなったが、出てくる芽が少なく、芽かきをせずに育てた。収量や土寄せの回数は畑の条件で変わるため、この向きだけで決まるとは扱わない。
芽を上にする
早く芽を出すため、芽を上へ向けた
芽が地表へ向かう距離を短くし、早く芽を出すことを優先した方法。逆さ植えより出芽が早かった。
手入れ
芽かきをせず、そのまま育てた
慣行1〜2本残して芽かきする。
出た芽を間引かずに育てた。逆さ植えでは出る芽が少なく、芽を上にして植えた畑では複数の芽が出た。
虫と病気
芋の表面に赤褐色の盛り上がりや、中心がへこんだ乾いた斑点が出るのがそうか病
収穫した芋の表面を見る。高温で土が乾き、pH5.6以上になると出やすい。石灰や籾殻燻炭を入れた場所では避け、別の畝を選ぶ。
収穫
茎葉が半分以上枯れたら、試し掘りする
春作は茎葉が半分以上枯れたころに試し掘りする。秋作は中間地・暖地の11月下旬〜12月上旬を目安に、葉や茎が枯れてきたら試し掘りする。芋が十分に太っていれば、土が乾いた晴天日に掘る。
保存
光に当たって緑色になった芋は食べない
栽培中に土から出た芋や、収穫後に明るい場所へ置いた芋は表面が緑色になる。緑色の部分には有害な成分が増えるため、食用にせず、収穫した芋は光を避けて保管する。
植え付けた親の種芋は食べない
収穫時に新しくできた芋と、植え付けに使ったしなびた種芋を分ける。親の種芋は食用へ混ぜない。
基本データ
| 発芽適温 | — | 生育適温 | 15〜20℃ |
|---|---|---|---|
| 株間 | 30cm | まき方・植え方 | 種イモ |
| 日当たり | 日なた | プランター | 可 |
| 土の酸度 | 弱酸性 pH5.5〜6.0 | 難易度(慣行) | やさしい |
| 作型 | 春植え・秋植え | 種まき〜収穫 | 100〜120日 |